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일본어/읽을거리

[일본어 칼럼] 좋은 음식점, 나쁜 음식점 구별하기②(회전초밥)

1번 칼럼에서 이어지는 칼럼입니다. 


번역은 아래에 있습니다.


回転寿司はこう見抜く


 お寿司屋さんと言えば、もうすっかり回転寿司のことを指すようになりました。

 いまや、大将が面と向かって、握ってくれる”立ち”のお寿司屋さんは高級店を意味するようになり、庶民も利用できるお店は少なくなってしまいました。若い人では、もう昔ながらのお寿司屋さんを経験したことがないという人が半数を超えるようになりました。

 さて、回転寿司業界でも、もはや競争の激化、多様化が進み、いよいよ消費者であるお客さんの選択眼が問われるようになってきました。


・まずは醤油を味わう

 悪い回転寿司は、ネタの鮮度が悪くて味が抜けてしまっているのを醤油でごまかすということをしています。その醤油は調味料を付け足して、とても濃い味がします。

 あるコンサルタントは、「焼肉はタレを、寿司は醤油をドボ漬け!」「とんかつはソースを食べるものだ!」と豪語していました。「タレ、ソースが命だ」というのです。この暴言からもわかるように、それだけ飲食店での素材が良いとは限らないということなのです。先のコンサルタントは「とんかつはソースを美味しくつくれば、とんかつそのものは大して気にしなくてもいい!」とも言う始末――。

 一方、ネタがよい回転寿司は、醤油は薄めにして、ネタを引き立たせています。

 なお、回転寿司は、さすがに多くはありませんが、居酒屋で出すお寿司のネタは真空パックということが多いのです。仮にサク(ブロック)で各店舗に入ってきたとしても、開店前に切り置きしてしまうので、当然、美味しいわけがありません。

 ちなみに、醤油差しの注ぎ口をチェックしてみてください。口が大きい、ドボドボ出てくる醤油差しを使っているお店は、間違いなく醤油が濃く、ネタの質が悪くてお寿司の味も美味しくないですよ。


・イカを頼み、シャリを味わうと良し悪しがわかる

 回転寿司チェーンが増えたことで、気軽に寿司を食べられるようになったものの、ネタの質はお店によって様々。そこで、そのお店のネタの良さ、すなわち鮮度を見極めるためには、イカを注文します。

 よくイカの表面に縦や斜めに切り込みが入っていませんか?それは、「見かけ」のためではないのです。

 イカの表面には寄生虫の”アニキサス”が寄生することがあるので、生で出す場合は、その寄生虫を殺すために必ず表面に切れ込みを入るものなのです。もしも、表面に切れ込みが入っていないようでしたら、そのお店は冷凍のイカを使っている、あるいは、最悪の場合、寄生虫がいることを知らない素人寿司屋ということねなります。

 実際に、病院の院長を務める知人から聞いたのですが、アニキサスが原因の食中毒などで病院に来る患者さんが年間に数人はいるそうです。結構、驚きますよね。

 もうひとつ重要なのが、”シャリ(米)”。

 どんなに良い新鮮なネタを使っても、シャリがダメだとまったく美味しくありません。そのお店の中で炊くのは基本です。それに、米のとぎ方、水、炊き方、酢の混ぜ方、寝かせ方、握り方、そしてネタとの相性のすべてがうまくマッチングされてこそ、美味しいおすしは完成します。

 中には、冷凍の酢飯を解凍して使うという残念なお店も存在します。シャリにはかなり厳しい目で見ましょう。

 お寿司屋さんも回転寿司が主流となりましたが、カウンター席で大将と向き合う”立ち”のお寿司屋さんにも、ぜひ行って本当のお寿司を味わってもらいたいですね。