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일본어/읽을거리

[일본어 칼럼] 좋은 음식점, 나쁜 음식점 구별하기④ (이자카야2)

3번째 포스팅에 이은 뒷 내용입니다.


번역은 아래에 있습니다.


・やっぱり生ビールをチェック

 生ビールは居酒屋の価格のバロメーターです。言ってみれば、メーカーの違いだけで、各店で同じ商品をあからさまに販売している唯一のメニューだからです。

 生ビールの評価基準は、「価格」「量」「味」の3つです。

 価格と量はバランスで判断しますが、中ジョッキで、だいたい430~480㎖です。当然価格がいくら安くても、中身の量が少なければ仕方がありません。430㎖で430円より、480㎖で450円のほうが実質安くてお得です。しかも、ジョッキの型がわかりづらいので、パッと見、量がわかりません。

 飲食店では、料理メニューはかなりお店によって違いがあるのですが、ドリンクメニューはなぜかあまり代わり映えしません。洋食系居酒屋でも和食系居酒屋でも、生ビールやサワー、カクテル、ワインと多少の割合は違っても、商品群は変わりませんし、カクテルのつくり方も、カクテルの素を混ぜてつくるだけという状態です。しかも、ドリンクの原価率は低く、お店にとっては稼げるメニューですので、できる限り一杯の量を減らして注文回数を増やしたいと思っているのです。グラスの容量と、氷の量でごまかすことも当たり前。グラスに少々飲み物が残っていたとしても追加オーダーをとって、”残量を破棄”なんてこともあからさまに考えているのです。

 さて、生ビールの銘柄ですが、好き嫌いの問題は別にして、どこのメーカーのものかというのが結構重要です。特に、お店側として生ビールにもブランド力が求めています。

 実は、飲食業界では、まずビールメーカを決めます。飲食業界では、1店舗1ブランドというルールがまだ一般的です。では、ビールだけをそのメーカーから仕入れればよいのかと言うと、そうではなくて、それぞれの酒類やその他のソフトドリンクなどもそのメーカー系列のメーカーが扱っている商品を使用しないといけません。その代わり、お店には協賛という形で見返りがあります。この見返り欲しさのために、ドリンクは縛られてしまっています。

 ですから、居酒屋でビールメーカーはどこでも良いのではなく、一緒にワインやハードリキュールを考慮してビール会社を選んでいることを認識すべきなのです。

 では、単純にどこのビールメーカが人気かと言えば、いままでのアンケートや筆者の経験に基づけば、女性はサントリーのモルッ、男性にはアサヒビールです。居酒屋のビールブランドとしては、やはり「スーパードライ」の人気が絶対です。

 また、ビールの味は、管理や注ぎ方でも変わってきます。

 では、どこで見るかといえば、ジョッキの壁面に”エンジェルリング”があるかないかです。つまり、生ビールを飲み進めると、ジョッキやグラスの上部に泡のリングが残りますが、普通なら、3、4層のリング状の泡が壁面に残ります。しかし、ジョッキの洗浄の仕方が甘かったり、悪ければ、このリングは残りません。

 特に、ジョッキやグラスをスポンジで手洗いせず、食器洗浄機でまとめて洗うと、どうしても表面に汚れが残ってしまい、その汚れでエンジェルリングができなくなってしまうのです。

 そして、サーバーとタンクの管理状態が重要です。サーバー自体も洗浄しますが、洗浄がしっかりされていない場合には、ビールに雑味が出てしまします。あと、タンクは揺れと直射日光はダメ。

 よく酒屋の車の荷台にカバーがかかっていますが、あれは日光を避けているためです。だから、ビールタンクを無造作に外に置きっ放しのお店は、まず管理ができていないと言えます。

 このように、居酒屋の意識は、まず生ビールに表れるといっても過言ではありません。

 要するに、生ビールがまずいお店は、料理も美味しいはずがない、残念なお店なのです。