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일본어/읽을거리

[일본어 칼럼] 좋은 음식점, 나쁜 음식점 구별하기⑤ (이자카야3)

4번째 포스팅에 이은 뒷 내용입니다.


번역은 아래에 있습니다.


・「お通し」でもお店の良し悪しがわかる。

 また、ビールなどと一緒に出てくる「お通し」も、お店の良し悪しの判断基準となります。お通しはお店側から押しつけられた料理ですから、なおさらジャッジが厳しくなるのです。

 お通しは通常300円ぐらいが多いのですが、筆者が知る限りでは、一番高いのが1200円。毛ガニを1杯そのまま提供していました。

 お通しは、お店側からすると、席料の代わりになるもので、300円のお通しに対して、せいぜい原価は100円程度になります。確かに、売上(平均の客単価)の10%程度を占めるわけですから、あるとないとではお店の存続に関わるほど、このお通しというシステムはなくてはならないものです。

 しかも、「こんなすごいお通しが出てくるんだ」「美味しいから普段のメニューにも取り入れてくれたらいいな」など、お通しの評判が良ければ、お店のイメージアップにもつあながります。

 にもかかわらず、他店と代わり映えのしない、お通しを見かけます。極端なときは、「別の居酒屋で食べたお通しと同じ?」ということがありませんか? そのような場合、仕入れ品・できあい品の可能性が高いのです。

 お通しは最初に提供する料理ですし、「初頭効果」にも大きな影響を与えます。「たかが、100円の原価で何ができるの?」と考えてはいけません。お客さんは諦めつつも、意外に気にしているところがお通しなのです。

 したがって、単に仕入れ品をお通しとして提供しているお店は、一手間を惜しんでいるわけですから、お客さんに対するサービス精神が感じられない、残念なお店です。


・枝豆は枝付きか?

 これはもはや有名な話になっているかもしれませんが、「枝付き枝豆」を出しているところは良いお店です。冷凍の枝豆を使用していません。

 また、枝豆の旬は春から初夏にかけてなので、旬の時期にしか枝豆を置かないお店は素材にこだわっていると言えるでしょう。その証拠が”枝付き”なのです。

 逆に、一年を通して枝豆を出せるということは、冷凍品を使っていることになり、そうなると枝は付きません。

 冬に枝豆を出して、枝が付いていなければ、そのお店は残念なお店ということになります。